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「11まである!」

ずいぶん前に人から薦められたまま、ずっとほったからしにしてあったこれをようやく見た。

スパイナル・タップ
クリストファー・ゲスト ロブ・ライナー マイケル・マッキーン
B000G7PSEU

いやぁ、噂に聞いてたけど笑えた、これは!
知らない人に説明すると、「偽ドキュメンタリー手法で、架空のハードロックバンドの典型的な姿を描く」というヒネくれた作品なんだけど、たとえばメインボーカルとギターが女性関係で決裂&絆復活、ドラマーが次々と変死する、とか。
でもそういう具体的な部分よりも、いかにもインタビューに答えたりといったディティールの勝利。コージー富田の芸とかに近い。パロディにするネタに対して愛があるんだよなぁ。愛がないとこんなディティールは生まれまい。
今なら、ヒップホップをネタにこういうのをやると笑えるんだろうなぁ。

薦めてくれた人がお気に入りの「ストーンヘンジ」のエピソードも笑えたけど、もっとも爆笑したのが
「目盛りが11まであるアンプ」!
目盛りが11まであっても音量がデカいってことじゃないじゃん、分割の度合いの話であって(笑)!

しかも「wikipedia-スパイナル・タップ」で調べると、

作中でナイジェルが考案した「ボリュームの目盛りが11まであるアンプ」は音楽業界やファンの間では伝説となっており、数多くの有名ミュージシャンが特別にその様なアンプをオーダーメイドしたという逸話が残っている。又、このアンプの説明をするナイジェルの台詞"Up to eleven"は「最大音量」という意味を持つ慣用句として使われるまで英語文化の中で浸透しており、『The Shorter Oxford English Dictionary』にも掲載されているほどである。

ホントか?と思って会社のアメリカ人に聞いてみたところ、知ってるとの解答。もっとも、その人はガンガンロックドラム叩く人だから、ってのはあるかもしれないけど、わりと有名な言葉らしい。
すごい!

ところで、これを見るきっかけになったは、どうも今の若い子には人気があるらしいこのマンガが、僕にとってはかなり不完全燃焼だったからというのもある。

デトロイト・メタル・シティ 1 (1)
若杉 公徳
4592143515

う~ん、どうもこの作者って、メタルもネオアコも好きじゃないんじゃない?
だからどちらへの目線にもいい意味でも悪い意味でも思い入れが感じられなくて、僕はそこが今ひとつだと思った。

さてこの流れと、最近買ったみうらじゅんの本で絶賛していたのをきっかけに、これをようやく見た。

ウェインズ・ワールド
マイク・マイヤーズ ペネロープ・スフィーリス ダナ・カーヴィ
B000EULVDG

うっ、「オースティン・パワーズ」はサントラ他周辺アイテムにつられ劇場で見てつまんねーと思ったけど、同じマイク・マイヤーズのこれもちょっとつらい……。根本的にこの人のギャグは僕は笑えないみたい。
ちなみに、ずっとメガネの方がマイク・マイヤーズだと思ってたら、逆でした。そのメガネのガース役のダナ・カーヴィはスパイナル・タップにも出てたみたいけど、どの役か分からなかった。

最後に、まだDVDになってはないけど、こちらの、ヘビメタファンの、ヘビメタファンによる、ファンのためのドキュメンタリーも気になるところ。

メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー
サム・ダン スコット・マクフェイデン ジェシカ・ジョイ・ワイズ
B000JVSVHY

映画・映像作品 - 2006 | text by expop 2006年11月30日23:02

コメント

スパイナル・タップは本当に面白いですよねえ。ボクも高校生のときに赴任してきたアメリカ人の先生と友達になったさいに強烈にプッシュされて観たのが最初です。あの頃は毎日観てました。「目盛りが11のアンプ」はボクも彼も一番好きなギャグです。ボクは「ロックンロール!!」と気合だけはいっちょまえなのに地下通路で延々と迷子になって、二回も清掃の人に出会うくだりですね。あのときのシラケ具合は抜群です。二回もって!

投稿者 す一 : 2006年12月01日 23:36

お久しぶりです。
私も「デトロイト・メタル・シティ」が不完全燃焼で、発想はいいし話も悪くないんだけど、グッとくるものが感じられないのはなんでだろうと不思議に思ってました。
確かに「メタルもネオアコも好きじゃない」感じですよね。すごい納得しました。

投稿者 読虫 : 2006年12月02日 07:25

>す一さん
見たきっかけのひとつに、す一さんがblogで取り上げていた、というのもありました(笑)。

>読虫さん
僕がちょいとネットで見た限り絶賛の声があまりに大きかったり、仕事場で20代半ばぐらいの人はけっこう普通におもしろがってたんで、アンチなこと書くのも大人げないと思ってたんですが、賛同してくれる人がいて心強いです(笑)。

投稿者 expop : 2006年12月03日 00:49

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