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アニメ版は場面転換のアイキャッチがしつこかった

正直

「トランスフォーマー」の映画化

ときいてプー、クスクス、マジで?と半分バカにしてたんだけど、「えっ制作がスピルバーグなの?」とか「意外とメカがリアルじゃん?」とか「侵略SF!?なるほど」とか「トレイラーが思ったよりすごい」とかどんどんプラスが多くなっていって、それでも特に劇場に行くほど……と思ってはなかった。

しかし。
先週子供と観に行った「レミーのおいしいレストラン」(これ自体は個人的にはまぁまぁ)で一番面白かった部分が「トランスフォーマー」の予告編だったわけで、すぐに前売り券を購入。一週間後の公開を心待ちにしていたのだった。

だもんで、公開初日の初回上映に行くという気合いの入り具合で、個人的に「ここまで期待しちゃって大丈夫か?」と不安ではあった。

が。

こりゃスゲェェェェェ!!!
こんなんが観たかったんですぅ、スピルバーグ先生(とマイケル・ベイ監督←ちょい半信半疑)!!

前評判では、ストーリーがしょうもないとかコメディ部分がいらないとか前半がアクション小出しでタルいとか聞いてたので覚悟してたんだけど、え~全然問題ないじゃん。

冒頭のプロローグから持ってかれて、2時間半ぐらいの長さがまったく気にならなかった。
最近のSF映画で、かつ人に説明をする際に擬音が多くなるタイプの映画(ex.「ド~ンとなってババーンとなるんだよ」)で、こんなに満足したのは久々。

以下、気に入った部分。

くわしくは後述するけど、ロボットがとにかくカッチョイイ。動いたときに格好良くみえるデザインになってるのでは。

コンボイたちが変形するとしゃべらなくなるのがかわいい。車になってるときはなぜか「だんまりモード」みたいな感じになるのだ。

サイバトロン側はロボット形態の方が移動スピードが速いのも笑える(変形の意味はカムフラージュだけかよ!!)。とくにコンボイが遅ぇ!もっとも重量感があって「コンボイが来たから安心」て感じがするんだけども。しかもきちんと整列をして移動するのもなんかかわいい。
逆に敵側は飛行機、ヘリ、戦車と、変形しても凶悪なのがよい。

ロボの立ち姿が美しい(特にコンボイ)。ロボには日本人スタッフが関わってるらしいけど、あの立ち姿は日本人のセンスだと思うが、どうなのかな。

ストーリー上、都合よすぎるぐらいに文科系とナード系が優遇されるあたりが、この手の映画を見がちな層(て自分だよ!!)にマッチして共感度高し。モデル系ヒロインが実はメカと車の操縦が得意、ってどんな都合のいい設定なんだと(笑)。
ちなみに、コメディ部分てかドラマ部分てモロにアメリカ青春映画のノリなんでは?僕はそもそもアメリカ青春映画が大好物なので、まったく気にならなかった。くだらないギャグとかじゃなくて、青春が持つ特有のしょうもなさってああいうもんだと思うけども。

しかも、そんな文化系男子とロボが友達に!僕と握手!

ところで、個人的にはずっと「巨大ロボットものをアニメじゃなく実写で観たい」と子供の頃から思っていたんで、時々公開されるその手の映画はけっこう観ていた。
しかし、それは

「ロボ・ジョックス」でストップモーションの限界を知りガッカリ、
「ガンヘッド」や平成「ゴジラ」シリーズ(たとえば人間が乗り込むメカゴジラとか)など東映系の特撮映画を脳内変換かけながら観たり(けど、着ぐるみでもムリだと思った)、
「パワーレンジャーザ・ムービー」のCGロボで、おお、CGならイケるのかも?と期待し、
しかし、「Gセイバー」はなんか違う……と落胆し、

……てな期待とその裏切りの歴史(あくまで個人史だけど)であった。

だもんで、そもそも世代が少し違うためあんまり知らない「トランスフォーマー」もどうせこれまでと同じだろうなぁと思いこんでいたけど、いい意味で裏切られた。

もちろんCG技術があがって可能になった部分も大きいんだろうけど、「トランスフォーマー」が今までの巨大ロボ映画と違うのは、ロボットが自律して動くところなんじゃないかと思った。劇中でも「オートボット」と呼んでるけど。というのも、人間が乗り込むとなるとどうしてもロボが嘘くさくみえるのだ。操縦者を内包するとデザインにも制約が出るし、動きも現実の乗り物の延長線上にないとリアリティがなくなる。

「トランスフォーマー」のロボってロボットの形をしてるけど、モビルスーツよりもウルトラマンとかキングコングとかの「怪獣」に感覚が近いと思った。
またいわゆる「宇宙人」で、こちらから見るとやや知能が低く見えるのもロボものにありがちなツッコミたくなる部分をやわらげている。たとえばバンブルビーがラストまでしゃべれないのって、なるべくそういった「やさしい怪獣」的な演出をしたかったからだと思った。

ともかくこの手の作品で初めて一本の映画作品として鑑賞できた喜びは大きい。
続編も期待大。

映画・映像作品 - 2007 | text by expop 2007年08月05日02:43

コメント

トランスフォーマー最高でしたよね!

>くだらないギャグとかじゃなくて、青春が持つ特有のしょうもなさってああいうもんだと思うけども

これ大賛成です。サムを演じているシャイア・ラブーフがまたコテコテの青臭さを充満させていて素晴らしかったです。両親にメガネ探索を詰め寄られるくだりでの言い訳速射の無表情ブリは絶品でした。
「なんで汗をかいているの?」
「十代だから」
「誰と話してたんだ?」
「父さんと」
「あの光はなんだ?」
「父さんのライトが反射してるんだよ」

みんながサムとヒロインの周りに終結して自己紹介するあたりなんて、ロマン溢れすぎて涙でそうでしたよ。

投稿者 す一 : 2007年08月14日 01:08

す一さんも初日で行くと書いてたので、見終わってからす一さんの感想を読むのを楽しみにしていたところ、ほぼ同じところがツボだったのでうれしかったです。
いやぁ、傑作ですよね。

投稿者 expop : 2007年08月22日 20:24

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