配色の妙

僕にとってミニチュアカーを買う時、その「色」ってのはとても重要な要素。なにせ、あくまで「飾るもの」として買うから。

今回紹介するアイテムなんてまさにそれで、割と近いのでよく行く恵比寿Mr.CRAFTのショーウィンドウに飾ってあるのを見て「この子は絶対にうちに連れ帰る!」と一目惚れ。色自体が渋いのにポップな感じがするのがもろ好み。
1/43 ZUNDAPP BELLA R204(EBBRO)
1/43 ZUNDAPP BELLA R204(EBBRO)

サイズを分かってもらうためにコインを置いてみた。

横のボックスにはSinalcoKolaと書いてあります。

コーラを売るためのクーラーボックスかな?そういう広告意匠ってのもまた大好き。

(2005/6/12)

黄色いのあちまれ〜

色の中で黄色というのはなかなか好きな色で、ミニカーの場合でもかわいらく見えるせいか意識してみるとけっこう黄色のものを買っていた。
今回はその中でも最近手に入れたものを紹介。
1/43 Fiat 500D(HONGWELL)
1/43 Fiat 500D(HONGWELL)
これは最近多い500円ぐらいのミニカーなんだけど、出来はしっかりしてる。ディティールも細かいし、ではどこに値段の安さがでちゃっているかというと、「個性」な気がする。ミニカー独特の「丸め方」にユニークさがなく、優等生的な感じがしてしまう。もっともこの値段なら文句は言えないけど。
スバル360(KONAMI)
スバル360(KONAMI)
こちらも最近多い、300円ぐらいの食玩。たいていは中国製でこれもご多分に漏れず、そう。大きさはTOMICAよりも小さく、しかしたとえば同じスバル360のTOMICAと比べてもアプローチが全然違い、愛嬌があまりなく細身。ただし、ボンネットやドアの溝はしっかり彫られている。どこを強調するかの考え方が違う。
1/50 ダイハツミゼット(TOMICA)
1/50 ダイハツミゼット(TOMICA)
最後がそのTOMICAのミゼット。以前紹介したお台場のmegawebの、入ってすぐに黄色いミゼットが置かれているんだけどこれがとてもかわいくて、ずっと黄色いミゼットのミニカーを狙っていた。そしてついに大阪トミカ博限定商品としてリリースされたのを知り、ゲット。後ろに緑色の幌がついていて、それもいい感じなんだけど、そこに限定をあらわすタンポ印刷がされてて台無し。まぁ、megawebのも幌をとってあるしと外してみたところ(といっても普通に外れるんだけど)うん、かわいい。前に紹介した赤い郵便車のミゼットも幌を外してやって2台並べるとよりポップな小物感がでて、ミゼットのくせにややガーリーな雰囲気を漂わせる。

それにしても、「黄色」って写真でその色味を再現するのがやたらと難しかった。今回の写真も実物とけっこうイメージが違う。緑が強くなってしまった感じかな。ちゃんとホワイトバランスも調整しているんだけど、これこそ教科書通りではうまくいかないんだろうなぁ。カメラによっても違うという話も聞くし。
あと、大きさをどう伝えるかも難しい。小さいものは小さく、それなりのものはそれなりに。比較対象物がないとほとんど不可能なんだろうけど、他のオブジェを入れるととたんにレイアウトが難しくなる。
日々精進。

(2005/6/12)

ミゼット

PS2ソフト「GRAN TURISMO4」は、車をチューニングしてレースに勝っていろんな車を手に入れていくんだけど、初代ダイハツミゼットを手に入れるには「ミゼットレース」と呼ばれる、ミゼット2のみのレースで優勝しないともらえないという。
今まで「ミゼット2なんて……」と思ってたけど、カラフルなミゼット2がちまちまとレースをしているその様はものすごいツボだった。ゲームはしばらくしてフェードアウトしてしまったけど、どうしてもミゼット2のミニカーが欲しくなって探し回ってしまった。

というわけで今回は新旧あわせてミゼットを紹介。

これは食玩タイムスリップグリコのミゼット。小さいですが、さすが海洋堂な出来。八百屋らしきオヤジと荷物もついていた。ライトが一つ目なのはDKA型というそうです。

左がエブロの1/43ミゼットDKA型郵便車、右が限定トミカの1/50ミゼットMP5型郵便車。
トミカのミゼットはリミテッドで出ていた頃からどれかほしいなぁと思ってたけど、いまひとつこれ!という色のがない。そんな時、この郵便車が出たのだった。
実際に郵便車として使われたかどうかは知りません。

そしてこれがトミカのミゼット2。見ての通り日本通運仕様だけど、多分実際には存在しないと思う。
パッと見では単なる業務用トラックという感じがするけど、頭でっかちなところとか鳥山明っぽいテイストも。

(2005/2/20)

昭和なミニカー

ミニカーはコンスタントにチェックしては買ってるけど、最近のマイブームは「昭和テイスト」なやつだ。
トミカリミテットビンテージ ダットサン ブルーバード
トミカリミテットビンテージ ダットサン ブルーバード
トミカリミテットビンテージ トヨタ パブリカ
トミカリミテットビンテージ トヨタ パブリカ
トミカリミテットビンテージ はとバス
トミカリミテットビンテージ はとバス

どれもいわゆる「トミカサイズ」=手のひらにのる大きさなのがポイント高い。
正直なところ正確にいつ頃・どういう車だったのか、なんてことにはてんで興味なくて、ただかわいければいいという乙女的雑貨主義。昔の邦画を見ていると背景にちょこっとこういった車が写っててうれしくなる(たぶん形が似てるだけで違う車種なんだろうけど)

ところで最近の車をミニカーにしても、いまいちかわいくないなぁ……と思ってたら、先日買ったPS2ソフト「GRAN TOURISMO 4」に付属している冊子「REFERENCE GUIDE」に自動車フォトグラファーである北畠主税氏がこんな話が書いていた(P37)

クルマを見る高さについても触れておきましょう。昔のクルマは木型を削ってデザインをしました。だから上から見た方がきれいだったんです。それは木型を削る職人さんが、数分の1のモデルを膝の上に置いたりして作ったからなんですね。ところが1分の1のクレイモデルができるようになって、人間の目線が基準になったんです。いまではCADで360度自由に見ることもできますが、やはり美しさの基準は人間の目の高さだと思います。
なるほど!確かに現行のニッサンマーチって街で見るとかわいいんだけど、ミニカーはかわいくない。
やっぱり昔の車の方が上から見下ろした時美しい形をしていたから、ミニカーにする時にも映えるんじゃないか、と。
もっともこの「昔」が正確にいつ頃なのか分かんないけど。

もっと話が複雑になるけど、名著「田宮俊作/田宮模型の仕事」(文春文庫)に次のような印象的な文章がある(P211)
デフォルメがもっとも必要とされるのは自動車模型です。
はじめて自動車模型を製品化しようとしたときは戸惑いました。木型を作ると妙に違和感があり車体が細長く見えるのです。(中略) 実車に合わせて縮小しているのに、なぜ不格好に見えてしまうのか。
これは人間の視覚に理由があります。私たちが街で自動車を見るときは、ほぼ目線の高さでその形をとらえています。模型を見るときは、上から見おろします。そして全体が視野におさまります。この見え方の差が違和感の原因なのです。
つまり、ミニチュア化する時はその作業をする人のセンスが問われる、ということだ。
そもそも上からの美しさを想定されていない現行車種を、その上センスよくまとめないと、魅力のあるミニチュアにならないなんてなんというハードルの高さ!

そりゃミニカーが好きな自分は昔の車にひかれるわけだ、なんて思った。

(2004/12/29)