ところが。結婚して奥様につきあって飲むようになると、味の楽しみ方が分かってきた。朝に一杯、昼間も会社で一杯、夜に帰って一杯とコーヒー野郎になってしまった。カフェインのほうも全然関係ないらしく、この一年不眠で悩んだことはない(寝つきがやたらいいのだ)。
僕はアルコールに弱くてワインをはじめお酒を楽しむことはできないため、いわゆる「夜の遊び」ってのを全然しない。「銀座のバー」なんて憧れるのだが。
その悔しさからか珈琲屋もいろいろと行ってみるようになった。どうやら世間でもちょっとしたカフェブームなようで、珈琲の味云々というより店の雰囲気なのだろうけど。ちょっと郊外にあって気の効いたインテリア。ファッション誌よりもインテリア誌や音楽雑誌で紹介されそうな。小じゃれたミュージシャン御用達で。
そんな店の代表格が鎌倉にある「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシェ」。フランス映画から取ったおフレンチな店名、かなり食傷気味のChappieでおなじみのgroovisionsやラウンジ系アーティストともつながっていたり。実際行ってみましたが、内装は正直、「学園祭+私の部屋」レベルで全体的に中途半端な居心地の悪さを感じました。これと同じような人脈の中目黒「オーガニックカフェ」も同様の印象。
「カフェ・ヴィヴモン〜」ではフリーペーパーを出しておりそれをまとめたのがこの本だそうです(図書館で借りてみた)。

dimanche(ASPECT)
こういうのを「珈琲系随筆」と勝手に命名するとその親分はやはりこの人でしょう。
確かにインテリジェンス漂う珈琲屋の使い方は憧れるもんがあります。
「植草甚一のエッセイは中身がない」とよく言われますが、確かにその通り。文章もあっち行ったりこっち行ったりとひどいもんです。でも彼の随筆というのは、本当は空っぽの「箱」を丹念に・饒舌に語ることでその中身を想像させるような部分があって、その辺がファンの多い理由なのかなとも思います。
ただ、「珈琲系随筆」がそういった部分を下手に受け継いじゃってるのはいただけない。「箱」が魅力的に描けないんじゃ中を見たいとも思いません。
さて、珈琲屋の話題が出たところで前から気になっていることを書きたいと思います。それは珈琲屋につきものの「タバコ」です。最近ではスターバックスなど全面禁煙を打ち出しているところも出て来ましたが、まだまだ禁煙席すらない店が多くて困る。で、こっちが不快な顔をするとあっちが逆ギレする場合があるのであからさまにイヤな顔も出来ず……。なんどもみ消してやろうと思ったことか。
そもそも僕はタバコを吸う人ってのは、どこか100%信じきれない。
そりゃ友人だって会社の人だって吸う人はいますよ。でも。でもですよ、そもそもタバコってのは体には毒なわけです。で、吸う人曰く「集中力が高まる」「アイディアが浮かぶ」。ホントかなぁ?大体、毒を吸ってまでメリットを得ようという魂胆が信じられない。
まぁ、でもここまでは肺がドス黒くなろうとその人の勝手なんでどうでもいいです。問題はここからです。
何のことわりもなく他人の前で吸ったり煙をかけてたり、禁煙じゃないからといって誰が周りにいようと気にせず吸ってる人!!常識疑います。こういう人は周りのことなんて全然考えてないと思ってさしつかえないですよね?きっとゴミの分別もメチャクチャでしょう(笑)。非喫煙者にとってあの煙がどれだけ不快か考えたことがあるのでしょうか?多分無いでしょう。そういう人だからああやって平気な顔して吸えるんです。タバコの匂いのついたシャツに喜ぶのは聖子ちゃんぐらいです。
こんなとこで言っててもしょうがないですが、僕の前でタバコを吸うときには吸っていいか確認してほしい!そしたら、僕はやんわりと断わるのです。
(2000/06/21)
