マイオールタイムベスト10

1998年当時のオールタイムベストアルバム10選。

1筒美京平ヒストリーvol.2


やっぱりvol.2なんですよね、世代的に。一番最初に筒美京平の名を知ったのは中学生の時で、「ドロボー歌謡曲」という歌謡曲における洋楽のパクリを扱った本に載っていたのでした。
それからちょっと調べるとその打率の高いこと高いこと。特にdisk2、3収録のアーティストなんてほとんどベスト持ってますよ。マッチ・トシ・早見優・河合奈保子・キョンキョン・CCB・少年隊・本田美奈子……。やっぱり最高ですね。そういった80年代歌謡曲を含めてのセレクトということで。
ところで当時のチェッカーズとCCBの関係ってビートルズとモンキーズの関係に似てません?ボイス&ハートにあたるのが京平先生だったり、チェッカーズがだんだん自分たちの楽曲を取り上げるようになったところなどなど共通点は多いと思うんですが、いかが?

2松田聖子/Seiko Monument Portfolio


で、筒美もの以外では聖子ソングも大好きでした。
もちろん当時はカミングアウトできませんでしたが。
ってもアイドルとしての本人は全然好きではありませんでした。ところで松田聖子は菩薩ではないと思いますが、じゃあ、何なんでしょう。ただ天性のアイドル歌手だとは確実に言えるでしょうね。この人のちょっとつらそうな高音部は作家たちが計算してたという話ですが、恐ろしい。
これはデビュー曲から「マラケッシュ」までのベスト。

3 高野寛/CUE


ここからガラッと変わります。
僕は高校に入るまで音楽ってそれほど好きではありませんでした。高校へ入ってからYMOファミリーを中心に聴きはじめました。それと同時にアコースティックなサウンドも好きで聴いてました。そんな中、これに出会ったのです。今聴くとものすごく密室くさいサウンドですが、当時は高野寛はネオアコ扱いされてましたね。
トッド・ラングレンプロデュース。これは早すぎた名盤だと思います。もう、聴きまくった。詞・曲・ギミック、すべてよかった。僕にとって精神的な癒しとなっていた一枚(恥)。今聴くとその頃のことがよみがえってきてしまいほとんど聴けません(笑)
これで僕は実験性を持ちながらあくまでポップという、いわば「大衆実験音楽」に目覚めたのです。

4 オネアミスの翼オリジナルサウンドトラック


YMOの中では比較的教授が好きでした。一枚選ぶとしたらこれ。
これは映画も大好きなんですが、曲も坂本龍一の代表作とも言える出来だと思うんですが、教授自身はライブでやったりしないですよね。「1996」とかでやって欲しかった!それはともかく、音の方もシンセで一所懸命作りました!という感じが非常に好きです。この頃の音楽にしかない質感というか。この質感は結構好きな人多いのでは。
しかしジャケだせぇ……。

5フリッパーズギター/ヘッド博士の世界塔


高野寛・ゴンチチ・たまなどを「アコースティック」という括りで聴いてた高校時代、当然フリッパーズもおさえてました。僕は不思議と渋谷系ジャケとか抵抗なかったですね、むしろ好きでした。
このアルバムは高校〜大学はじめの頃はすごく嫌いでファーストばっかり聴いてました。ノイジーな音楽が一切だめだったんです。でもニューウェーブとかはまった後に聴いたら非常に好きになり、今でもよく聴きます。
オザケンと思われる詞も意味はよく分かんないけどいいフレーズが多くて好みです。

6ピチカート・ファイヴ/宇宙組曲


ピチカートは野宮嬢加入直後から聴きはじめました。ジャケ買いだったんですけど(笑)
これはずっと後に出たリミックス集なんですが、テクノポップリヴァイバル!!って感じでうれしかったです。ジェントルピープルとか基本的には好きではないんですが、ここではいい感じです。また、まりんのリミックスも最高。ただ1曲目がなんとかなればなぁ。いや、悪くないんですが一回聞いたらご馳走様、なんです。レコードにおける一発ネタって難しいですね。
この他には「ウゴウゴルーガのピチカート・ファイヴ」も大好きです。

7de la soul/3 FEET HIGH AND RISING


初めて聴いたときは全然面白いと思わなかったんですが、スティーリーダンのPEGをサンプリングしているのに気付いてから大好きになりました。偉大なるコラージュポップ。ブラックにもこういう感性があったのかという驚き。「TRANSMITTING LIVE FROM MARS」とかいいですね。ところでde la soulってどういう意味なんでしょう。フランス語のde laって意味調べてもいまいち分かりません。
僕は彼らの独特のユーモアセンスから考えて、勝手に「おソウル(ざますよ)」みたいな意味なのかと思ってます。ちなみに「でらべっぴん」の「でら」は「delax」の意味らしいです。また、名古屋で「でら」は「すごい」という意味があるとのことですが……。どうでもいいか。

8砂原良徳/CROSSOVER


超名盤!これがだめな人とは音楽の話が出来ません。
発売時には当時発売だった卓球のソロの方に期待してて(ジャケが大友ってのもあった)まりんの方はそれほどチェックしてませんでした。それまでのリミックスワークからしても平凡なハウスが来るかと思っていたのです。
最初聴いたときにも「ふ〜ん、不思議な音楽だな」と思った程度でしたが、何回か聞き込むうちにその魅力にどハマリ。
この頃、個人的にはテクノに疲れ、もう一つの柱だったサバービア(笑)ものも食傷気味だつた頃。両者の(僕にとって)好きな部分が融合(クロスオーヴァー)してます。僕の好きな音楽の要素すべて、とまでは言いませんがほとんどがこの中にある、と言えます。このCD、発売当初は「いい!」という人がまわりに少なくて寂しかったです。他にもこのような音楽はないかとラウンジだのモンドだの聴きましたが全然ダメ。どのジャンルにも収まりきらないのが魅力とも言えます。
もちろんセカンド「TAKE OFF AND LANDING」も最高でした。

9SWEET ROBOTS AGAINST THE MACHINE(の1枚目)


コンセプト勝ち。まず、収録時間がコンパクト(35分ぐらい)。これについてはテイ氏が意識してこの長さにしたとインタビューで語っていたと思います。僕は映画は90分、CDは30〜40分、ゲームは10時間ぐらいのが好きなんです。内容の方はまさに「おもちゃ箱をひっくり返した」ようなサウンド。それでいて非常に統一感があってテイ氏のプロデューサーとしての才能に驚かされます。バランス感覚よすぎ。特に「3.Hyp」「4.Lotus Snack and Thinking Machine」「5.Sweet News」の流れがいい。3曲で1曲、です。しかし、Remixとはいえ「Forget Me Nots」が2曲入っているのはちとしつこいかな(ちなみにこのCDでパトリース・ラーシェンを知ってそちらも愛聴してます)。あと2枚目はあんまりだと思いますが。この後出た1万枚限定(レコード屋で余りまくってますが)の「VISIONARIES SOUNDTRACK」もひどかった。

10 TALKING HEADS/REMAIN IN LIGHT


昔聴いたデビット・バ−ンのソロがつまんなかったのでTALKING HEADSも興味なかったんですが安いから買ってみたのです。
1曲目からキましたね。かっこよすぎ。冷静に狂ってる。これを聴いてしばらくニューウェイブをあさりました。でも、これより好きなのはなさそうでした。