私が愛したスパイ
今回はスパイミュージック特集です。「スパイミュージック」というジャンルなんてないと思うので、いわばスパイ映画のサントラを中心とした特集です。本当はこの特集は「アベンジャーズ」を見に行ったときにやろうと思ったんですが、映画があまりにもつまんなくてちょっとやる気が失せてました。で、今回「電撃フリント」O.S.T.のCD化を機にアップしました。
電撃フリント GO!GO!作戦+アタック作戦
巨匠ジェリー・ゴールドスミスが音楽を手がけたB級スパイ映画のサントラ。2作のカップリングで初CD化。サバービアの冊子では「アタック作戦」のアレンジはマーティ・ペイチとありますが、それは公開当時に出たオリジナルじゃないサウンドトラックのことなんでしょうか。そっちも聴いてみたい。映画自体は東京12チャンネルの深夜だか昼だかにやってたのを見たことがありますが、全然覚えてないです。
私たちの愛したスパイ ジェームズ・ボンドに捧ぐ
本家本元、007シリーズのベスト。基本をおろそかにしてはいけません。ルイ・アームストロング、ポール・マッカートニー、トム・ジョーンズ、デュラン・デュラン、a-haなどなどとりとめのないメンツはこの映画の息の長さゆえか。007シリーズは1/3ぐらいは見てるような気がするんですが、いつも途中で話がよく分かんなくなるのであまり好きではありません。
カジノロワイヤル
007番外編。「オースティン・パワーズ」効果で渋谷で再映されてましたが、映画自体はつまらないと思う。音楽はもちろんバート・バカラック。セルジオ・メンデスなど多くのアーティストにカヴァーされてる名曲「look of love」
(愛の面影)をダスティ・スプリングフィールドがしっとりと歌っています
(なぜかゲイが好むらしいです、この曲)。うちの弟はこのアルバムを聴いて「サザエさんみたいだ」と言ってましたが、筒美京平がバカラックの影響を受けた顕著な例なんではないでしょうか。
QUINCY JONES/BIG BAND BOSSA NOVA
内容はスパイでもなんでもないんですが、1曲目の「SOUL BOSSA NOVA」が「オースティン・パワーズ」で使われていたので入れました。あのオープニングはよかった。もはや「オースティン・パワーズ」のテーマにしか聴こえない。アルバム自体は熱いボサ、というよりラテン。
女王陛下のピチカート・ファイヴ
これが問題のCD。何が問題かっていうと、以前出てた盤
(左・持ってないです)と95年にリマスターされ再発された盤
(右)とでは収録作品が異なっているです。「ナイロビの女王陛下」「ゴーゴー女王陛下」の2曲が削られています
(この2曲が一番聴きたかったのに)。「渋谷系元ネタディスクガイド」
(太田出版)によると、前者はストーンズ、後者はアートオブノイズ/クール&ザ・ギャングをサムプリング
(by小西)してるようでこの辺の権利関係に問題があったのでしょうか。それを表しているのか、元の英語タイトルは「on her〜」ですが、再発盤の方は「by her〜」となっています。また下の「57minutes Humour of PIZZICATO FIVE」も 「51minutes Humour of PIZZICATO FIVE」となっています。このレコードが出た当時はまだサンプリングに対してのモラルをはじめ、権利関係もハッキリしてない、いわばアナーキーな時代だったはず。ゆえに「de la soul/3 FEET HIGH AND RISING」のような名盤も生まれたんでしょう
(スティーリー・ダンに訴えられたらしいですが)。さて内容の方は、中学の頃に「月面軟着陸」を聴いて感動した後に聴いたので、それほど衝撃的ではありませんでした。音楽よりコンセプトが先走りすぎている感もあり。ただ、1989年というのはやはり早いと思います。ジャケのイレズミアートを誉める人が多いですが、よく見ると汚いです。追記:やはりカットされた2曲が気になったのでレンタルしましたが、それほどたいした曲ではなかった
(泣)。
(98/11/08)
MADONNA/I'M BREATHLESS
マドンナも出てたウォーレン・ベイティ
(確かこの映画あたりからウォーレン・“ビューティ”じゃなくなった)主演「ディック・トレイシー」の企画盤。スパイじゃなくて探偵ものですが、カラフルな映像がなかなか好みでした。マドンナの役名がブレスレスで、タイトルはダブル・ミーニング。「架空の50's」という感じの曲が多い中になぜかかなり毛色の違う当時のシングル「VOGUE」がボーナストラック的に収録されてます。
marden hill/Cadaquez
スキャットはなぜかスパイを連想させるのですが。単にこのアルバムの「BACCHUS IS BACK」をパクったのがフリッパーズ・ギター「クールなスパイでぶっとばせ」だからかもしれない。elレーベルは大学の頃ちょっと聴いてたんですが、全体的に「弱い」感じが好きになれず買ったのはほとんど手放しちゃいました。
james taylour quartet/MISSION IMPOSSIBLE&MONEY SPIDER
ジェイムズ・テイラーって一体何人いるんでしょう?これはアシッドジャズの元祖的存在のほう。まぁ、それはさておき、このCDは初期のスパイもの2作を集めた編集もの。「スパイ大作戦」「007/ゴールドフィンガー」「ミセスロビンソン」
(なぜ?)「ザ・キャット」などをカヴァー。でも後半のオリジナル曲の方が面白いような気がしました。全体的にちょいロック色が強いような気がします。
ADAM&LARRY/THEME FROM MISSION:IMPOSSIBLE
リメイク盤「ミッション:インポッシブル」
(2をジョン・ウーが撮るって本当か?)のテーマ。U2の目立たない二人。当時嫌というほどラジオなんかで流れてました。シングルなのでジュニア・バスケスやデイブ・クラークのリミックスが収録されています。しかし、「宇宙家族ロビンソン」といい「スパイ大作戦」「おしゃれ○秘探偵」といい、どうしてオリジナルタイトルのままにするんだろうなぁ。「奥様は魔女」が映画化されたら
(フランスではジャン・レノ&バネッサ・パラディで既に映画になっているという怪情報もあるが)「bewitched!」というタイトルになるんだろうか?そういや「サンダーバード」の映画はどうなったんだ?
↑これは「奥サマは魔女」とかいうタイトルで、全くの別物でした
(インスパイアはされている?)。
(00/04/22)
DIGABLE PLANETS/BLOWOUT COMB
このアルバムはかなり好きなんですが、7曲目に「AGENT 7 CREAMY SPY THEME/DIAL7(AXIONS OF CREAMY SPIES)」という曲が収録されていたので今回セレクトしました。これは架空の番組かなんかなんでしょうか?
COWBOY BEBOP/O.S.T.
やたら前人気のあった「カウボーイビバップ」。僕は好きではありませんが、オープニングだけは映像も含めてメチャクチャカッコイイ。CDの方はシートベルツなるバンド
(渡辺等、今堀恒夫などの名前が見える)が演奏するビッグバンド風の7曲はかっこいいが、他のはいまいち。よく「ルパン」と比較されてたけどどちらかというと「ブライガー」なんじゃねぇか?と思いました。
小林麻美/CRYPTGRAPH〜愛の暗号〜
オビのあおり文句が「キイワードはラフマニノフ……華麗なるサスペンス。物語はショパンから始まった」
(笑)。さすがユーミンプロデュース?他の作家陣も豪華で陽水、玉置浩二、加藤和彦、安井かずみなど。そして、最後はゲンスブールの「ロリータゴーホーム」で幕を閉じる。スパイ映画のラストで正体の分かる謎の女のようなアルバム。