80年代映画音楽
80年代映画のサウンドトラックを振り返ってみます。80年代サントラはなんと言っても「ジョルジオ・モロダー」の時代と言えます。ジョルジオ・モロダーはドナ・サマーをヒットさせたミュンヘン・ディスコの仕掛人としても有名で、つまり小室哲哉みたいな人なんではないでしょうか。ここでは紹介してませんが80年代サントラを代表する曲「ビバリーヒルズコップ/アクセルFのテーマ」はハロルド・ファルターメイヤーという人が作ってますが、この人はモロダーの弟子筋・つまり久保こーじ(笑)。現在のサントラはイメージアルバム・コンピレーション的な色合いが強くなってるような気がしますが(「MIB」etc.など大半が劇中未使用曲というケースすらある)、80年代サントラがその基礎を作った感があります。
フットルース
これぞ80年代を代表するサントラだ、と個人的には思います。高校時代に友人に借りて映画を見たこともないのに愛聴してました。参加アーティストはケニー・ロギンス、ボニー・タイラー、サミー・ヘイガーなど。ジョルジオ・モロダーが絡んでいたと思ってたんですが関係ないみたいですね。日本でも「ヒーロー」
(スクール・ウォーズ)「ネバー」
(ME)「アイム・フリー」
(渡辺美里のデビュー曲)と3曲もカヴァーされており、当時の洋楽カヴァーブームの過熱ぶりが分かるというものです。「ダンシン・イン・ザ・シーツ」「レッツ・ヒア・イット・フォア・ザ・ボーイズ」など隠れた名曲も多し。必聴!
トップガン
「フットルース」の流れで作られた
(製作が同じ人)MTVムービー
(笑)。ジョルジオ・モロダープロデュースで参加アーティストはケニー・ロギンス、チープ・トリック、マイアミ・サウンド・マシーン
(=グロリア・エステファン)など。ベルリン「愛は吐息のように」
(いかにも80年代的な邦題センス)が大ヒットしました。ギターでスティーヴ・スティーヴンスが参加してますが、彼も参加している盟友ビリー・アイドル「反逆のアイドル」のプロデュースはモロダー門下生のキース・ファーシーという人が手がけているそうです。浅倉大介がTMレボリューションのプロデュースをしているようなもんでしょうか
(小室人脈にあてはめるなっての)。余談ですがラヴァーボーイが歌う「ヘヴン・イン・ユア・アイズ」が「フットルース〜愛のテーマ」にそっくりじゃねぇかと思っていたら後者もラヴァーボーイのボーカルが歌ってました。ちなみに「トップガン2」ともいえる「デイズ・オブ・サンダー」のサントラはかなりロック色が強くなっていたと思います
(多分モロダーはからんでないんじゃないでしょうか)。
オーバー・ザ・トップ
多分最初で最後の腕相撲映画。内容は「ロッキー」です。モロダープロデュース、参加アーティストが豪華でサミー・ヘイガーwithエディ・ヴァン・ヘイレン、ロビン・ザンダー
(チープ・トリック)、ケニー・ロギンス、エイジアなどなど。しかし、「トップガン」と違いすべての作曲をモロダーが出がけており、彼らは演奏だけのようです。ピコピコシーケンスにギターが絡むヴァン・ヘイレンなんてここでしか聴けないのでは。
フラッシュダンス
ジョルジオ・モロダープロデュース。ドナ・サマーも参加しています。ドナ・サマーは安室にあたります
(しつこい)。全米ナンバー1
(だったはず)のマイケル・センベロ「マニアック」はフットルースのサントラに入っていてもおかしくないです。実はレコード自体は3,4年前¥100ぐらいで買ってずっと実家の方にあったのであまり聴いてませんでした。今回聴き直してみるとやはり曲がいい。他にモロダープロデュース作品は元カジャグーグーのリマールが歌い大ヒットした「ネバーエンディングストーリー」などがあります。
ゴーストバスターズ
これは映画を見る前に親父がカセットテープで買ってきてくれて何回も何回も聞いたので体にしみこんでいます。レイパーカーJrの主題歌が大ヒットしましたが、他にもトンプソン・ツインズ、エア・サプライなどよく分からない人選がなされています。僕が洋楽に接した初めてのアルバムです。
グーニーズ
まんま「N.Y.はダンステリア」のセルフ焼き直しのシンディ・ローパー「グーニーズはグッドイナフ」は当時コナミから出たファミコンソフトにも使われていたので覚えている人も多いんじゃないでしょうか。他にはフィリップ・ベイリー
(EW&F)、バングルス、REOスピードワゴン、ルーサー・ヴァンドロスなどなどが参加してます。
コーラスライン
この中では異色なんですが、この映画のために作り起こされた曲は80年代のダンスミュージックの影響を受けていて流れにはギリギリ入っているんではないかと思います。しかし「ONE」なんてもうビールのCMの曲としか思われてないんじゃないんでしょうか。