プカドン・ブックガイド

今回は「プカドン交響楽団」の参考資料というか、レコードガイドブック特集です。
正直、こうやって本を読んでレコードを買うのは間違ってると思いますが、まぁ、とりあえず「こんなの聴きたいときはそれ聴けばいいの?」というようなときは役に立ちますね。

まずは歌謡曲関係からいってみましょう。
歌謡ポップス・クロニクル(アスペクト)
歌謡ポップス・クロニクル(アスペクト)
まずは入門書。時代別・ムーブメント別に90年代J-POPまで書いてあります。大系的に聴こうと思っている人はいいのではないでしょうか。
特にうれしかったのは小柳帝氏による「宮下智」についてのコラム。トシちゃんフリークは必読です。
歌謡曲完全攻略ガイド(学陽書房)
歌謡曲完全攻略ガイド(学陽書房)
こちらはややマニアックで、レコード別に・曲単位で解説してあります。解説の方は、う〜ん今ひとつなんですが、最後の方のスタジオミュージシャンの項などは読んでおくと歌謡曲をより楽しめることでしょう。
歌謡界「一発屋」伝説(彩流社)
歌謡界「一発屋」伝説(彩流社)
「一発屋」に限定して編集された一冊。編者の熱い思いが伝わってきます。決して「一発屋」をあざけ笑うような本ではなく、むしろ冷静にその魅力と実力を分析したなかなか読ませてくれる本です。芸能界が好きな人には「外伝」の芸能人編もお薦め。
近田春夫/定本 気分は歌謡曲(文芸春秋)
近田春夫/定本 気分は歌謡曲(文芸春秋)
近田春夫/考えるヒット3(文芸春秋)
近田春夫/考えるヒット3(文芸春秋)
近田春夫の評論はすでに「作品」ですね。純粋なレコードガイドではありませんが、「歌謡曲」「J-POP」と呼ばれるものだけが持つ面白さを明快に聴きといていく姿勢はもはや名人芸。プカドン読者必読の書、といっておきましょう。
1980sディスクガイド(リブロポート)
1980sディスクガイド(リブロポート)
これは純粋なレコードガイド。常盤響・コーネリアスなどが洋楽を中心に80sお薦めのアルバムをチョイス。ジャンルもヘビメタからAORまで幅広いので楽しめます。
「AOR Light&Mellow」
「AOR Light&Mellow」
レコードコレクターズ1999/11
レコードコレクターズ1999/11
AOR入門書。というか僕はこれらを見てCDを買いました。
特に前者はAORへの愛が伝わる好著。興味のある方はまずこの本を買ってアタリをつけてみるとよろしいかと。あと、AORのジャケセンスの悪さが堪能できます(笑)

お次は読んだわけではありませんが、
田中康夫「ぼくだけの東京ドライブ」(角川文庫)絶版
田中康夫「ぼくだけの東京ドライブ」(角川文庫)絶版
長野都知事候補(現在)田中康夫氏の、アーバンシティライフ(笑)のススメ(?)とそのBGMであるAORのガイドブック。今読むと痛い痛い。
渋谷系元ネタガイド(太田出版)
渋谷系元ネタガイド(太田出版)
出ました、モトネタ本。僕はコレで洋楽の幅を広げました(笑)。コーネリアス、ピチカート・ファイヴ、スチャダラパー、かせきさいだぁ、スパイラル・ライフを中心に、そのモトネタを紹介。かせきさいだぁの項が面白かったっす。

ここからはテクノ(テクノポップ・テクノハウス)のガイドブック。
「テクノ歌謡マニアックス」(ブルース・インターアクションズ刊)
「テクノ歌謡マニアックス」(ブルース・インターアクションズ刊)
どちらかというとC級歌謡曲の本ですね。基本的に「テクノ歌謡」ムーブメントは好きじゃないんですが、80年代を語る本としては楽しめます。でも金払ってまでも聴きたくないレコードばかり(笑)
ピコエンタティンメントvol.1(ソニーマガジンズ)
ピコエンタティンメントvol.1(ソニーマガジンズ)
こちらはYMOが再生した頃に何を勘違いしたかSONYが出したテクノポップ本。vol.2もあります。ちょいお宝アイドル本の側面もあり?
まだ「(ダンスミュージックとしての)テクノ」が定着してなかった時代ゆえ、エレボディ系・テクノハウス・ニューウェーブなどが未整理でカオス化してます。その辺が今読むと興味深かったり、はしません。
佐久間英夫/テクノのススメ(ブルースインターアクションズ)
佐久間英夫/テクノのススメ(ブルースインターアクションズ)
「エレクトリックポピュラーミュージック」のガイドブックといった方がいいでしょうか。手に入らないものが多いのが残念なのですが、なかなか読ませてくれます。


モンドミュージック(リブロポート)

今は亡きリブロポート、現在はASPECTから出されている(と思う)モンドミュージック本。「2」「2001」の三部作です。レコードガイドというより、特殊ポピュラーミュージック研究書という趣で、のっけからヤン富田氏の濃い目のインタビューから始まっています(これ目当てで買った)

とまぁこれ以外にも「レコードコレクターズ」誌とかいくつかあるんですが、最近はほとんど見てません。マクラで書いたように耳で確かめないとCDを買う気がしないのです。音楽雑誌もあまり読まないし、ネットで新譜チェックするぐらいでしょうか。
今回のは「プカドン交響楽団」の元ネタ紹介、というところですね。正直もうネタがほとんどありません(笑)

(2000/09/25)