「プカドン交響楽団」散開のお知らせ

さてさて唐突ですが、30回目にあたる(1回目はご挨拶なので)今回の特集を持ちまして「プカドン交響楽団」は解散・散開・活動休止・終幕、なんでもいいや、とにかくひとまず終了……ということにさせていただきます。
もちろん、今までのコンテンツはそのまま残します。それに誤情報は修正・追加情報は随時付け足していきます。特に欽ちゃんファミリーやバンドブームなんかはやたら検索エンジンの方から見に来られてるようですし(笑)。ただ、新しい特集はもうやりません、ということです。

このパビリオンは1998年8月にポップ万国博覧会が開幕した頃からあったんです、っていうかこれをやるためにページを作ったといっても過言ではありませんでした。
実に2年半、その間に僕の音楽趣味もいろいろと変化した……かな?あまりしてないような気もしますが、ここで取り上げてるような音楽はほとんど買わなくなりました。というのも全部揃っちゃったからなんですね。
そもそものコンセプトは
だったんですが、ほとんど前者がテーマでしたね。
後者に関してはちょっとまた考え方も変わってきているのですが、何かの形でやっていくつもりです。

それでは、長い間のご静聴ありがとうございました。プカドン先生の歯ぎしりは永遠に不滅です!!

(2001/02/12)

小比類巻かほる

プカドン交響楽団が最後に奏でるのは、以前特集したスターダスト・レビューと並んで僕が中学生の頃、つまり音楽を聴き始めた頃好きだった小比類巻かほるの特集。


1st.「CALL MY NAME」


ファーストアルバム。デビューシングル「NEVER SAY GOOD-BYE」はドラマ「ポニーテールは振り向かない」の主題歌で本人も出演してたそうですが、僕は見たことありません(ケーブルテレビでやらないかなぁ)
音楽的には外国人がプロデュースしており、なんか「フットルース」とかあの辺の感じがします。全体にマイナー調の曲が多いところもあまり好きではない。いまひとつ何が狙いなのかが分かりません。


2nd.「NO PROBLEM」


このアルバムは良い曲が多くて好きです。作詞全てを小比類巻本人・作曲編曲を竹澤好隆(誰?)がやっています。「両手いっぱいのジョニー」が有名ですが、今だに何が「両手いっぱい」なのか分かりません。ジョニーって誰よ?
明るいけどどこか切ない「セブンティーンの頃」、名バラード「昨日はFOREVER」などもいい。


3rd.「I'm Here」


これでブレイクしましたね。大ヒット曲「Hold On Me」はドラマ「結婚物語」の主題歌でした。
作詞は本人が4曲、麻生圭子が4曲手がけています。作曲の方は3曲を大内義昭氏が手がけ、すべての編曲をブランキージェットシティなどの名プロデューサーとして知られる土屋昌巳(ex.一風堂)が手がけており、実質的に彼のプロデュースといっていいでしょう(本当にすごい人だ)。あと、今気付きましたが「Night Clubbing」「二人のゼネレーション」「GRAVITATION」は前回特集した井上大輔氏が書いてますね。これまたどれもいい曲だなぁ。
曲の質・曲順などなどアルバムとしての完成度が素晴らしい。彼女本人にとってはまさに自分の立脚点を確認できたアルバムではないでしょうか。

4th.「Hearts on Parade」
4th.「Hearts on Parade」
ジャケのロゴが時代を感じさせますが、これまた土屋昌巳氏の好プロデュースが光る名盤。僕が持っている彼女のアルバムの中では一番出来がいいと思います。ちなみにこれを聴くと中学の頃の修学旅行を思い出します(その頃聴いてたんだと思います)
全作詞を本人が手掛け、ほとんどの曲を大内義昭氏が手がけています。
ちなみに僕はこの頃の彼女(今はどうか知らないので)は詞が下手だなぁと思います。何が言いたいのかよく分かりません。前にも書きましたが、これは何も彼女に限ったことじゃなくて佐野元春〜渡辺美里とこの手の都市の風景とその時の感情を切り取ったような歌詞が多かったんですよね。これが徐々に飽きられ、80年代終わり〜90年代半ばぐらいまでストレートな歌詞が好まれるようになります。最近は意外に抽象的な歌詞が増えた気もしますがよく知りません。
「ONLY YOU CAN SAVE MY SONG」はタイトルから分かるとおりライブで映える曲でしょう。タイトルからしてプリンスな「HEART ON PARADE」などは新たな境地を開拓、といったところか。
Single「TONIGHT/c.w.Cotton House」
Single「TONIGHT/c.w.Cotton House」
Single「TOGETHER/c.w.Shiny Rain」
Single「TOGETHER/c.w.Shiny Rain」
これらそれぞれのカップリング曲は今手元にないんですが「SO REAL」というベスト盤に収録されています。下のベストにこの2曲を加えると収録曲はほとんど同じです。
で、この2曲ともなかなかいいんですよ。特に「Shiny Rain」なんてA面にしてもいいぐらい。
ちなみに「TOGETHER」って単語は「TO GET HER=彼女をゲットするために」と覚えろと中学の頃の英語の先生が言ってたのを思い出します。


best「The Best」


「Hearts on Parade」の次にベスト「SO REAL」を出して、なぜかEPIC/SONYからTDK RECORDSに移籍するんですね。これは失敗だったんじゃないかなぁと思います。SONYにいた頃は「ポスト渡辺美里」的な位置で売り出されていたと思うんですよ。二人は全然タイプが違うんですが、例えばチェッカーズとCCBの関係、といえば分かる人は分かってくれるんじゃないかなぁと思います。
で、TDKに移籍してからグッと宣伝量が減るんですね。確かTDKの第一弾アーティストだったのかな?これ以前にベスト(「SO REAL」)が出てるのに内容に大差のないこのベストがもう1枚出たことからも、今考えるとなんか唐突に移籍した感じがしますね。

まぁそんなことはともかく、このアルバムには僕が直接彼女の音楽を聴くきっかけになった「CITY HUNTER〜愛よ消えないで」とそのB面だったファンキーな「WHAT'S GOIN'ON」が収録されていてポイントが高い(あの頃はまだドーナツ盤だったなぁ……)。やっぱタイトルがタイトルだけにオリジナルアルバムには収録したくなかったのでしょうかね。
当時「CITY HUNTER」が好きだった(今考えるとそんなに好きじゃなかったんだけど、あの頃はある漫画家のファンになるのがはやってて、たまたまこのマンガを好きになってみたという感じだった。ゆえに最後まで単行本は買わなかった)ので当然TM NETWORKも好きでしたね(笑)。ま、子供なんてこんなもんですよ。特に双子の弟と同じ部屋だったので、趣味とかはかなり流されてましたね。
で、高校にあがるときに坂本龍一のベストをレンタルしてYMOが大好きになるんです。高校二年生の頃だったかに部屋が分かれてからはGOING MY WAY。今の自分の趣味的な流れが形成されます。

あ、あとこの初回盤は「スパゲッティパッケージ」という細長い紙製の箱に入ってました。知らない人もいるかもしれませんが、今から10年ぐらいまでの輸入盤というのは全部紙の箱に入ってたんですよ。背の高さはちょうどLPレコードぐらいでしたかね?僕が高校の頃は全部そうでした。僕は好きだったんですが、ピーター・ガブリエルだったかが「公害だ」とかいって廃止になっちゃったんですよね。う〜ん、懐かしい。っていうか忘れてました、そんな話。

5th.「TIME the MOTION」
5th.「TIME the MOTION」
TDK移籍後第一弾のアルバム。このアルバムの話題はやはり殿下=プリンスがプロデュースした曲があることです(日本人では初?)。「MIND BELLS」「BLISS」がそうですが、はっきり言って手抜きです。元々アルバム全部をプロデュースする予定だったような気もしますが。そもそも小比類巻かほるの声と殿下のサウンドは合わないです。いくら彼女がラブコールを送っても似合わない服を着てるようなちぐはぐさが。
その他の作詞・作曲は彼女が手掛け、編曲をデビッド・キャンベル(なんか名前聞いたことあるけど思い出せません)らが手掛けています。

前にも書きましたが、小比類巻かほるという歌手はソウル・ミュージック〜今でいうとディーバ系を目指していたと思うのですが、いかんせん声が細い。誰に似てるかというと安室ちゃんなんですね。歌はうまいんだけど、どこか頼りなげな。その辺を自覚していればもっと成功したと思うのですが、どうしてもディーバになりたかったのでしょうか。こればかりは何ともいえませんね。今でも現役で頑張っていらっしゃるようですし。

(2001/02/12)